2ntブログ

妄想小説公開場

レズ、レズバトル、キャットファイト、巨乳対決に関する小説、または雑記を記します。感想等お待ちしています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

名門女子高シリーズ 『開戦~佐藤陽菜vs鈴木唯愛~』③








(はぁ~・・・)

 駅のホームで鈴木唯愛は憂鬱していた。この春、高校に入学して、もう数ヶ月たっている。学校にも慣れ、友達も出来た。入学した高校は全国でも有数の名門女子高の乙葉女学院であり、優越感もある。高校生活は大方順風満帆と言って差し支えない。多少、ハリの無さを感じることもあるが・・・。しかし、充実していることは確かだし、ケチをつけるほどのことはない。では、何に唯愛はうんざりしているのか。それは、これから乗る登校時の満員電車である。遅刻しないように登校するためには、どうしてもラッシュに巻き込まれてしまう。かといって、ラッシュを外すために、高校生の貴重な睡眠時間を削ることもしたくない。結局は人の波に埋もれて登校するしかないのだ。
 さらに、唯愛が満員電車を人一倍嫌う理由の一つに、自分の身体のことがあった。唯愛は高校一年生にしては、胸囲、腰、臀部と、かなり豊満に発達しているのである。凹凸の激しいムチッとした身体を押し込むのは、かなりの覚悟が必要なのだ。反面、自慢の身体でもあるのだが。同年代からはまず羨ましがられるし、それが悪い気はしない。乙葉女学院の新入生でも、自分が一番であると、噂で聞き及んでいた。自分以上のスタイルは年上まで含めても滅多に見ない。若さも考慮すれば、誰よりも自分の身体が優れていると、密かに思っているのだ。 
 ホームに電車がやってくると、やはり中はいつも通り人でひしめいている。覚悟を決めて唯愛も車両に自慢の身体を押し込んでいく。すると、少し気になる物を発見した。

(お・・・おー?あの制服は、確か紫桜女学園の・・・)

 乙葉女学院のライバルと名高い紫桜女学園の制服を着込んだ少女がいた。駅が隣なので、制服を見ることは珍しくもないのだが、その少女はかなり女性としてレベルが高いように見える。部分的にしか見えないが、かなりの上物のようだ。美少女を見て、少し満員電車による唯愛の憂鬱が和らぐ。同性とは言え、美少女を見て悪い気はしないし、唯愛もましてやレズビアンでもないのだが、一種の清涼剤のように感じた。

(美少女高校生が二人もいて、この車両の人たちは幸運ね。まぁ、唯愛が一番だけど(笑))

などと、軽口じみたことも内心思うが、全くの冗談でもない。というか、ほぼ本音である。同時に、両ライバル校にまつわる例の噂を唯愛は思い出した。勉学、部活等のライバル関係があるのは知っているが、レズビアンのレイプ合戦なんぞも存在するとかしないとか・・・。唯愛自身は、ライバル意識を感じたことも少ないし、レズビアンでも無いのだが、襲われる可能性はゼロではないと考える・・・。

(なんてね。噂にすぎないし、それに、もし襲われても返り討ちにしちゃうから♪)

と、自慢のスタイルを見下ろす。思わず笑みが溢れるが、この時は当然妄想である。唯愛も本気でそんなことが起こるとは考えていない。車両のドア脇に何とか収まると、それ以降は、紫桜の君のことも、噂話も全て忘れて、唯愛はただ満員電車に揺られる。今日の英語のテストのことや、お昼に何を食べるか、放課後どうしようか、と、そんなことを考えていた。
 あれこれ考えている内に、いつの間にか電車は次の駅に着いた。唯愛自身はドアの脇に収まっていたので動くことは無かったが、ここでまた、たくさんの人が乗り降りをする。唯愛が驚かされたのは、人の乗り入れが終わり、ドアが閉まろうとしたその時であった。

むぎゅっ

と、身体の前面に軽い圧迫感を感じた。バストが柔らかく変形し、股の間に何かムチッとした感触がある。自分の太股には何かの熱を感じる。そして、目の前にあるのは美少女の顔だ。それは、先程の紫桜の君に間違いなかった。健康的な肌に、大きく意志の強さを感じさせる目、綺麗な鼻筋、軽くウェーブがかった薄茶色の髪。自分とは正反対ながら、どこか似ている気もする。この距離でまじまじと見て、改めて思わされる。

(可愛い~・・・)

呆けて見惚れてしまうほどであった。遠目に見えたさっきとは、全てが違う。それは顔だけではない。冷静になって、今の状況をやっと理解したが、どうやら、上半身が押し付け合い、下半身は絡み合いと、かなり際どい体勢で密着しているらしかった。だからこそ感じ取られる、相手のスタイル。

(凄い・・・私のおっぱいと正面から押し合って、なお主張してくる。)
むにゅむにゅと、イヤラシい音がしてきそうなほど、互いの胸が動く。

(太股とお尻の、ムッチリした感触も、手に取るように分かる。)
股間の厚さ、熱さ、お尻と太股の力強さを主張しあっている。

(やばい・・・この子の身体、今まで感じたことないほど、気持ち良いよぉ・・・)

瞬間、快感を感じると同時に、先ほどの妄想が頭をよぎった。

(もしかして、私、今犯されそうになってるんじゃ・・・。私は乙葉で、彼女は紫桜。それに急にこんな体勢になるなんて・・・噂は本当だった?でも・・・・・・でも・・・・・)

 唯愛は考えを巡らせる。あり得ないと思いつつも、今のこの状況を考えると、どうしてもそこに結論づいてしまう。加えて、唯愛は自覚していないが、もう既に内心では、目の前の紫桜の生徒に対して、仄かなライバル心を感じていた。今まで出会ったことのない、自分に対抗できる顔、スタイル。そしてライバル校の生徒という運命的な何か。負けられないと考えながら、ギリギリ理性が働くかどうかとなっていたその時、理性を決壊させる決定的な事件が起きた。

むぎゅううううう。ぎゅうう。

 と、今までの軽い圧迫ではなく、強烈な圧迫感を与えられる。後ろの背もたれと挟まれ、唯愛の自慢の巨乳が大きくひしゃげた。さらに

ぐいっ!

 と、相手の太股に股間を強く押し上げられる。軽く背伸びををするようなになり、太股の上にグラインドさせられる屈辱的な体勢になった。胸と股間の両性感帯を刺激させられた当然の結果として

ビクンっ!と震え

(ん、あん!)

 と、なんとか声は抑えた物の、強く感じてしまった。そして、唯愛のその反応を見ると、紫桜の女は、鼻で笑ったのである。唯愛が見上げてくる顔は、うっすら加虐心のある笑みを浮かべている。

(こ、この女~!紫桜の分際で!)

 唯愛の心の中で何かがプツンと切れた。相手が犯しに来ていようが、なんだろうがもう関係無い。さっきの妄想通りにするだけだ。すなわち、唯愛のグラマラスなスタイルで返り討ちにしてやる。そう決断した後の唯愛の動きは速かった。股間を押し上げられた分、高くなった体勢を利用して、上から巨乳を押し潰すように上半身を返す。さらに、陽菜のスカートに手をツッコミ、大きなお尻を、ぐわしっと、掴むと、無遠慮に揉みしだいていく。さらに、自分の太股を相手の股間に押し付け、手でお尻を押しこんでいる圧力とで圧迫するように責め立てて行った。
 すると、微かにだが相手の口から、「・・・んぁ・・・っ!」と、声がもれた。さらに顔は僅かに歪んだ。唯愛はその声を確かに聞き、顔の変化を見逃さなかった。一気に、自分の中に味わったことのない征服感が押し寄せて来て、思わずニヤリと笑って、相手の顔を近距離から見下ろしてしまう。そのまま、相手の耳元に口を運び、

「何感じてんのよ。変態女。先に仕掛けて来たのはアンタだからね。覚悟しなさい。」

 と、相手にだけ届く小さな声で囁いた。
 これが陽菜と唯愛二人の、そして紫桜女学園と乙葉女学院のプライドをかけた性闘、性服合戦の本格開戦であった。

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://bookshukatsu.blog.2nt.com/tb.php/4-4f3088c7