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妄想小説公開場

レズ、レズバトル、キャットファイト、巨乳対決に関する小説、または雑記を記します。感想等お待ちしています。

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名門女子高シリーズ 『開戦~佐藤陽菜vs鈴木唯愛~』②

 続きです。ちょっとまだ適度な文量が分からないので、とりあえず小出しでいきます。







(はー、ヒマだな~・・・・)

 満員電車の中で揺られながら、俯き、ため息をつく少女がいる。彼女の名前は佐藤陽菜。都内の名門女子高、紫桜女学園にこの春から通っている。整った顔立ちに、ミニスカートをせり上げる腰のライン、何よりも大きなバストが目を引く女子高生である。このスタイルは陽菜の密かな自慢でもあり、同年代では誰にも負けないと自負している。車内に次の駅到着のアナウンスが流れると、なんとなしに陽菜も顔を上げ、周囲を見渡す。すると、ある姿を視線の先に捉えた。

(ん、あの制服って・・・・)

 視線の先にあるのは、乙葉女学院の制服を着込んだ少女である。ドアの脇にもたれかかり、外を眺めている。乙葉女学院は、陽菜の通う紫桜女学園と県境にある女子高で、昔からライバル関係にあると言われている。地理的に近く、どちらも文武両道の女子高なので、意識し合うのも無理は無いのかもしれない。部活動などの中には過激なライバル関係を持っている生徒も多いとされてる。また、どちらも女子高柄、同性愛の世界に足を踏み入れる者が多い。その中のタチと呼ばれる人々は、互いの生徒をネコにし屈服せしめんと、色々やりあってるという噂もあるが。。。
 当然、ただの噂であり、レズっ気もなく、部活動にも所属していない陽菜は、今まで特に意識したことは無かったのだが、今回はどうやら違うようだ。というのも・・・

(あの人、横からしか見えないけど、凄いスタイル良い・・・)

 見れば確かに、出る所は出ており、引っ込むべき所は引っ込んでいる。少なくても、並大抵の物ではなさそうだ。スタイル良好と見える、ライバル校の女生徒に軽い興味を覚えたようだ。

(少し興味あるな・・・よし!正面から見てみよう。紫桜女学園1年のグラマラス担当として負けるわけにいかないしね。調査、調査♪)

 とは言う物の、本音はただのヒマ潰しである。自分のスタイルが負けるなんて微塵も思っていないし、それだけの自信をこれまでの人生で勝ち得て来ていた。今までは。
 駅に着くと、降りる人のために多くの人が一時的に外に出る。陽菜もそれに合わせて一旦降車した。再び乗車する際に、例の乙葉の君を正面から見られる位置に移動しようという作戦だ。しかし、思惑通りに事は運ばなかった。

(このまま、少し離れた位置の正面に回りこんで・・・・って、ちょっ、ちょっと・・・・っ!)

当然、再び戻るのは陽菜だけではない。他の乗車客に押されるように意図しない方向に進んでしまう。そうして収まった場所は確かに乙葉の君の正面であった。しかも真正面である。それは、互いの身体が密着してしまうほど近くの・・・。

むにゅ

(・・・え!?)

そして、身体が密着した瞬間に陽菜は衝撃を受ける。
まず、押し付け合った形になった胸部。自らの巨乳を通じて伝わってくる相手もまた巨乳。少なくても同年代では見たことがない物であり、陽菜と比較して果たしてどうか。次に、正面数十センチのところにある顔。透き通るような白い肌、黒目は大きく、薄い唇で、ストレートの黒髪が似合う、紛うことなき美少女であった。最後に、股の間に割り入れてしまった太股に感じる、ムッチリとした肉付き。腰回りと臀部の絶妙なバランスである。何よりも。。。

(き、きもちいぃ・・・身体全体にムチッとしたハリがあるのに、どこも適度に柔らかくて・・・んっ・・・な、何なのよ、この女はっ!)

そして、快楽と同時にムクムク湧き上がるもう一つの感情。

(ま、負けたくない。)

 それは、相手がライバル校の生徒だからか。それとも、似通ったスタイルにプライドが傷つけられた気がしたのか。または、「この女だから」という、運命的な何かなのか。恐らく全ての要素、感情が絶妙に混ざり合い、相互作用したのだろう。それらは、陽菜を大胆な行動へと導いた。グッと一歩踏み込み、相手の身体を圧迫しにかかったのだ。巨乳で巨乳を潰し、太股を相手の股に強く押し付ける。もしかしたら、相手の女性が嫌悪感を抱くほどあからさまに。むしろ、それを煽るように。その証拠に、押し込んだ瞬間に、相手の女性がビクンっと感じたのを見て、ふんっ、と陽菜は鼻で笑ったのだった。自覚はしていない。認識した一瞬で、敵対感情が振り切れるほど、ある意味で運命の女性だったのである。

 そして、運命とは両者の相互関係によって成り立つ。自分にとって相手が運命の女性なら、相手にとっても当然自分が運命の女性である。運命の歯車が動き始めた。

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