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ここは、都外の某アダルトショップ。都心を外れた辺境の地、寂れた繁華街の一角にある、如何にもな大人の世界を匂わす店だ。まだ陽の高い時間、そんな場所柄の空気から見るからに浮いた少女が2人いた。一人は姫路薫。背中まで伸びる黒髪を一つくくっている。大人しそうな柔らかい顔を赤く染め上げて、店内をウロウロしている。
カオル(す、すごい!あんなに卑猥な物まで・・・。今まで来たくても我慢してた所を、明日から高校生になることだしと意気込んで遠出してきたけど・・・その甲斐があったわ。)
そんなソワソワした様子のお嬢様とは対照的に、1コーナー、1コーナーをじっくりと見渡しながら、徘徊する少女がもう一人。天宮舞だ。茶色がかった肩口のショートカットが小顔をより強調している。育ちは良さそうだが、どことなく純和風な薫とは違って、モダンな雰囲気がある。
マイ(わぁ。。。わわわわ、わっ、わ~。どうしましょう。どうやって使うのか想像もつかない大人の玩具がたくさんある。今日から、こういうのを使って・・・・・・うへへw)
舞も薫と同様、こういったお店には初めて来た。学年も同じで明日から高校生になる。他にも2人にはいくつか共通点があった。まず、どちらも14歳とは思えないようなスタイルをしていた。2人とも身長は170センチ前後であり、同学年ではかなり高い。身体つきも若さに見合ったみずみずしいハリがあると同時に、大人顔負けのグラマラスな体型を擁していた。そのグラマラスさが映えるような、長い手足。14歳だからこそ成る、そして普通の14歳では成り得ない、まさに2人だけが持つ特別な身体だ。
そんなエロいボディを持つからなのか、2人とも人一倍、いや、何倍も性への関心が強かった。中学生に上がってからはオナニー三昧で、暇さえあれば性感帯に手を伸ばす毎日だ。これは2人にとって大きな悩みのタネであった。教室で興奮しては、我慢できなくなって保健室かトイレに行き自慰。体育の時間でマラソンをすれば、股ずれと揺れる巨乳で興奮が抑えきれなくなり物陰で自慰。学校が終われば、寄り道することもなく直帰し、部屋で制服を脱ぐ。そんな毎日は、いくらなんでも健全とは本人達も思っていなかった。それでも止められないほどの性欲なのだ。
今日、2人がアダルトショップに来た理由もそこにあった。というのも、性欲が抑えられないのは、毎日のオナニーが物足りなくなっているのが問題だと思っていたのだ。自分の指やシャーペンでは満足出来ないから、際限なく性欲とオナニーが続くのだと。だからこそ、高校生になる今が好機と考え、一度の自慰で自分をより満足させることが出来る道具を買いに来た。健全な新高校生活のために。当然、旺盛な性欲と好奇心による来店でもあるが。
マイ(わー。これは良いかも・・・ん?)
カオル(あっ!これなら、毎日スッキリ・・・へ?)
【絶頂のその先へ!スーパーバイブレーション!】
そんな似たもの同士の2人が同時に手を伸ばしたのが、これである。瞬間、空気が凍る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
カオル(きゃー、いつからいつからいつから?私が物色してるのずっと見られてたのかな?やだやだやだや!)
マイ(・・・・?なんで?さっきまで私だけだったでしょ。あれ?私だけじゃなかった?いやでも・・・え!?あれー・・・?)
どうやら、ここに来て初めてお互いが自分以外の存在に気づいたらしい。グッズに夢中で周囲など目に入っていなかったようだ。顔を真赤にして混乱するカオルと、真っ青な顔で思考停止してしまうマイ。対照的なリアクションだが、やはりどこか似た2人である。パニック度は同様だ。商品から手を離すことも忘れて、お互いに見つめ合っている。
マイ(・・・この子・・・良く見ると結構若いんじゃ。スタイルは大人そのものだけど、全体的な若々しさと、何より顔が幼い・・・。もしかして同い年くらい?そう考えると。。。)
マイ「ぷっw」
マイは、自分のことは棚に上げて、目の前の10代そこそこの少女が買おうとしてる商品を見て思わず吹き出してしまう。
カオル「・・・何かおかしいでしょうか?」
バカにされたような反応に、当然カオルも良い気はせず、トゲのある返しになる。
マイ「あ、うんうん。そういうわけじゃないんだけど・・・w」
カオル「・・・・・・・。」
マイの態度にカオルはイラつきを増してきた。
カオル(急に笑うなんて失礼な人・・・。私みたいな子どもがこんなとこでバイブ買うのがおかしいの?というか、今少し会話をして分かったけど、スタイルがご立派なだけで、あんたも子どもじゃないのよ。それならむしろ。。。)
カオル「あ、あー。これ、あなたに譲ります。」
マイ「あ、え、でも・・・。」
カオル「私にはそれじゃ物足らなそうだから、やっぱりこっちにするの。」
子どものあんたにはそれで十分だ、と言って、カオルはさらに凶悪且つ高性能なバイブを別の棚から持ってきた。
カオル「それはあなたの方がお似合いそうだからねw(ベー、だ!)」
悪気はなかったとはいえ、先に仕掛けたのはマイだった。しかし、あからさまなカオルの挑発、しかもスタイル自慢の自分をつかまえてガキだとでも言うような内容に、マイも黙ってはいられない。
マイ「(ムカっ)結構です!ただ珍しくて見ようとしただけですから。中々私にフィットするのと出会えなくて困ってるんですよ。あ、ちょっとそれ貸してくれません?」
使ったこともないが、まるでバイブ熟練者のように話し、カオルが持ってきたバイブをヒョイと取り上げると、自分の胸の谷間に挟む。
マイ「あー、やっぱりダメだ。私には小さすぎて。あなたには・・・ぴったりかもしれないですねw丁度良いのがあって羨ましいです~ww」
カオル「(カチンっ)あらあら、見栄張っちゃダメですよ。ちゃんと自分に合った玩具使わなきゃ。それ返して。」
今度はカオルがそのバイブを股に押しやり、おしりの割れ目まで擦り始める。
カオル「ん~、良いかもと思ったけど、どうやら私にも合わなそうね。いつももっと凄いことしてるから、これじゃ満足出来そうもないわ。」
・・・・・・。
バチバチっと、お互いの目線の間で火花が散る。
マイ「いつも凄いことね~。とてもそんな風には見えないけど。。。あなた何歳ですか?」
カオル「14よ。そういうあなたは?」
マイ「私も14。」
マイ・カオル((同い年か。でも、絶対に私の方が勝ってる。))
店主「あの~、お嬢ちゃんたち。ケンカするなら余所行ってね。」
もう一悶着起ころうかというとき、おかしな空気を察知した店主が割り込んできた。
マイ・カオル「「あ、すみませんでした。」」
カオル「こ、これ下さい!」
マイ「こ。こっちのを一つ!」